投稿者 深谷薬局養心堂(あんずむら)
回答先: 壮火食火 投稿者 ミツ
体内にある火は色々なものがあり、また色々な分類方法があります。
「壮火」という概念は「少火」と対応しています。
少火 体内の健康を保つために必要な火 正気の一種
穏やかな火なので少火という。
壮火 体内の健康を害するような火。 邪気の一種
例えば炎症 熱射病 高熱
また微熱であっても結核など長期間続く熱
激しい火なので壮火という。
少火は臓腑の働きを助けます。
特に胃腸の働きをたすけ食べたものの消化吸収に必要な火です。
このため「少火生気」といいます。
これに対して壮火は人体に害になるだけでなく気を消耗します。
例えば風邪で高熱が出ている時などはそれだけで体力を消耗しています。
この事を「壮火食気」といいます。
この場合の食は消耗させるという意味です。