投稿者 深谷薬局養心堂
回答先: 胃下垂で春に不調 投稿者 ゆう
この季節になると逆に冷える場合、いくつかの原因があります。
一つは、暖かくなると、気血が体表に向かうため、逆に体内は冷たくなります。
手足は温かいのにお腹が冷え、下痢しやすくなります。
胃腸が弱い人に多いパターンです。
もう一つは、胃腸が弱く、胃腸に余分な湿がたまっている場合です。
梅雨時など湿が多くなると、体内の湿も多くなり気の流れを阻滞して冷えが強くなります。
今飲んでいる漢方薬は、胃腸を丈夫にして湿をとり、気の流れを良くするものです。
方向性としてはとても良いでしょう。
ただ、この方面の漢方薬はとても沢山あります。
胃腸を丈夫にするもの
香砂六君子湯
人参湯
補中益気湯
参苓白朮散(星火健脾散)
湿をとり、気の流れを良くする
かっ香正気散(勝湿顆粒)
加味平胃散
抑肝散加陳皮半夏
星火温胆湯
などがあります。
また、両方に配慮してものとして、香砂養胃丸などもあります。
方向性は間違っていないので、このまま続けられても良いですし、上記の範囲で少し変更されても良いでしょう。