投稿者 深谷薬局養心堂(あんずむら)
回答先: プロラクチン 投稿者 コロ
芍薬甘草湯は、こむらがえり、痙攣、胃痛などによく使う処方です。
しかし、それ以外の病気にも応用します。
高プロラクチンの場合に応用する事もあります。
ただ、漢方薬は、体質に応じて使い分ける必要があります。
プロラクチンにはこの薬といった単純な方法で処方を決める事は出来ません。
プロラクチンは、漢方的には、肝と関係があります。
肝とは、現代医学的には、自律神経のようなものです。
肝の働きを調整するものとしては、柴胡、芍薬、当帰、香附子、川きゅうなどがあります。
芍薬甘草湯には、芍薬が入っていますから、肝の気の流れを調整する働きもあります。
肝と関係が深い部分に、脾と腎があります。
脾は、胃腸の消化吸収の働きを意味します。
腎は、泌尿器だけでなく、卵巣からのホルモンや婦人科も腎に含めています。
さらに、腎は、心や肺とも関係しています。
この様に考えると、プロラクチンは、肝だけでなく全身と関係している事になります。
これが漢方の考え方です。
ですから、プロラクチンが高いという場合、まず何処に原因があるのかを考えなければいけません。
そして、その原因にそって治療します。
まず、コロさんの原因が何処にあるのか、漢方的に判断する必要があります。
一度、漢方に詳しいお店か、このホームページのオンライン相談室をご利用下さい。
炒り麦芽は、高プロラクチン血症によく使います。
こちらは、漢方薬ではなく、健康食品です。
体質などに関係なく気楽に使う事が出来ます。
ただ、西洋薬に比べて、副作用が無いですが、作用は弱くなります。