投稿者 深谷薬局養心堂
回答先: 黄耆建中湯について 投稿者 coco
黄耆建中湯の原典の処方は金匱要略という本の中にあります。
それには膠飴が含まれています。
金匱要略は漢の時代に作られたものです。
恐らく、その頃の食料事情は今とは比べものにならないくらい悪かったはずです。
それで、虚労で栄養失調気味の人が多いので、手軽にカロリーのとれる膠飴を入れたのだと考えられます。
今は飽食の時代ですから、膠飴は必要無いと言えます。
膠飴はカロリーの補給以外にもう一つの働きがあります。
甘いものは急を緩める作用があります。
つるような痛みがある時に甘い物をとると楽になる事があります。
それで膠飴が使われています。
膠飴でなくても砂糖やハチミツでも同じです。
ひどい生理痛の時など、甘い物を食べると楽になる事があります。