投稿者深谷薬局養心堂 パニックの場合は「胆」と「心」から考えていく事が多いです。 心は心臓だけでなく「こころ」つまり、脳の働きも含めています。 勿論、ここに書かれている物以外もよく使います。
回答先:
漢方の考えはお店によってもかなり違っています。
当店の考えは、中医学と言って中国式の漢方です。
中医学の胆は胆嚢の意味だけでなく、「肝っ玉」の意味があります。
「大胆」というよいに、胆の働きが良い人は「肝っ玉」が座っています。
絶えずビクビクしている人は「肝っ玉」が小さく、よく「キモを冷し」ます。
胆の働きを良くするものとしては「温胆湯」があります。
心を休めるものを安心薬と言います。
安心薬には、重鎮安心薬と養心安心薬があり、使い方が違います。
重鎮安心薬の方が作用が強く、のぼせ、イライラ、不眠が強い場合に使います。
日本では医薬品としては発売されていません。
健康食品のミンハオというものがそれに近い作用があります。
今使われているものは日本式の漢方ばかりですので、一度、中医学をやっているお店で相談されてみても良いでしょう。