投稿者 深谷薬局養心堂(あんずむら)
回答先: 海馬補腎丸 投稿者 びく
海馬補腎丸には、確かに黄体ホルモンの分泌不足の人に適しています。
しかし、黄体ホルモン不足の人すべてに良いとは言えません。
海馬補腎丸は、漢方的に腎陽虚の人に適しています。湿熱がある人は飲んではいけません。
自分が腎陽虚なのか、湿熱なのか判断するのは、漢方的な知識がないと難しいのですが、簡単に説明します。
腎陽虚の人
冷え性 尿が近い 尿の色が透明 腰が痛くなりやすい 体温が低め
おりものは少ないか、透明 性欲が少ない 足のむくみ 喉はあまり渇かない
クーラーが苦手、 暖かい飲み物が好き 舌の色は淡い
湿熱の人
暑がり 尿が黄色い、舌の色が赤い 舌に黄色い苔が沢山ある 汗かき
体臭がつよい おりものは黄色い 喉がかわき冷たい飲み物を沢山飲む
湿疹、おできが出来やすい 顏色が赤い
これらの事を参考にして、総合的に判断します。
もし、湿熱の人が海馬補腎丸を飲むと、湿熱の症状がよけいにひどくなります。
それでも、どうしても、他の薬が効かず、湿熱の人でも海馬補腎丸を使う場合は、
海馬補腎丸の量を減らし、湿熱をとる黄連解毒湯、竜胆瀉肝湯などを併用します。
ですから、一度、漢方に詳しいお店などで相談してから飲む必要があります。
もし近くに良いお店がなければ、このホームページのオンライン漢方相談をご利用下さい。