投稿者 深谷薬局養心堂(あんずむら)
回答先: 習慣性流産について 投稿者 あや
生理の量が多いという場合でも、色々な意味があります。
血が増えて、生理の量が増えるならとても良い事です。
生理の時の固まりにも色々な意味があります。
生理の量が多い日に、レバーのような固まりが出るのは内膜で、特に問題はありません。
これは冷え性の人に多い傾向があります。
高温期に陽気がしっかりあると、内膜が溶けて固まりが少なくなります。
生理の終わりかけにコーヒー豆を挽いたカスのようなものが出るのは漢方的には淤血と考えます。
これはあまり良い事ではありません。
不育症に対する考え方はどんどんと進んでいます。
ただ、最新の現代医学でも不育症に関しては未知の部分が多く、考え方も変化してします。
抗体にしても種類が多くすべての抗体が解るという事ではありません。
まだ解らない未知の抗体がある事もあります。
不妊症にしても、不育症にしても、漢方で大切な事は、体質改善です。
まず漢方的な原因をしっかり判断して、それにあわせた漢方薬をのむ事が大切です。
不妊症だからこのお薬、不育症だからこのお薬というように単純に決める事はできません。
今の病院で漢方医に相談されているなら、解らない事などあればどんどんと質問してみて下さい。
漢方に対する治療方針も、治療する人によってかなり違います。
あまりあちらこちらの意見を聞きすぎても、返って迷う事もあります。