投稿者深谷薬局養心堂
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心腎陰虚の場合、腎陰虚と心陰虚が同時に存在する場合なので、一つの処方で対応できない場合は、腎陰虚の漢方と心陰虚の漢方を併用する方法があります。
保険適用で考えると、腎陰虚に対しては六味地黄丸があります。
問題は心陰虚です。
心陰虚には2種類あります。
心臓と脳です。
中医学では心臓も脳も心の受け持ちです。
ただ、使う方剤は違いがあります。
保険適用の中で心陰虚は炙甘草湯がありますが、こちらは心臓に働き脳にはあまり効きません。
保険適用の範囲内で天王補心丹と同じ働きにするのは難しいと思います。