投稿者 深谷薬局養心堂
回答先: 黄体ホルモン 投稿者 ななみ
黄体ホルモンの量は、卵巣の機能と関係しています。
ですので、卵巣の働きを良くする漢方薬を飲むと良いでしょう。
ただ、漢方は非常に複雑です。
卵巣を切り離して卵巣だけ考えている訳ではありません。
体は全部つながっていて、その中に卵巣があると考えます。
ですから、卵巣の機能が悪い場合、体全体に問題があると考えます。
黄体ホルモンは高温期ですから、漢方的には陽と関係します。
子宮や卵巣は腎の一部ですから、黄体ホルモンは腎の陽という事になります。
基本的には腎の陽を補う事が必要ですが、それだけでは上手くいかない場合もあります。
低温期は陰の時期です。陰の時期にしっかり陰を補うと、陰から陽への転化がうまく行きます。
良い卵胞が出来ると、そこに良い黄体が出来るからです。
また、陰から陽への転化には、動きが必要です。
気の流れがわるくて陰から陽への転化がうまく行かない場合は気の流れを良くするようなものを使います。
黄体ホルモンの不足の場合、このように生理の周期にあわせた周期療法が効果が良い事が多いですよ。