深谷薬局 養心堂

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当帰四逆加呉茱萸生姜湯と邪気(?)について



投稿者 みゅう
明けましておめでとうございます。
大変恐縮ですが、新年早々お邪魔させて頂いております

抑肝散のことですが
結果、失禁が1日3回くらいしょっちゅうひどい(介護が大変)と母が訴え
主治医の判断で抑肝散→抑肝散加陳皮半夏に変更になりました。
現在父の失禁は落ち着いております。
それまではまるで尿意がコントロールできないように、
無意識で失禁している感じがあったので、
気の流れに異常があったのかもしれません。それが半夏で制御してもらっている
と私は判断しております。

が、しかしホッとする間もなく正月から症状がせん妄のような症状が出てくる
ようになりました。
ただまるで実態がないものではないようで、過去定年になるまでの仕事の時に
あったはずと本人が主張する「書類」なるものや自分に送られてきたはずの
お金(それも1500円等々全て小額)とか、私の知らない父が(趣味がない
完全会社人間でした)過去の記憶と関連づけた何かが頭に浮かんで離れない
ようです。主治医の先生も、うちの父は(病気の割には)一応話が通じると
いうほどです。
過去も何度かありましたが、時間が経つと痴呆という性質上忘れてしまって
ずっとこだわるという事がなかったのですが、今回はずっとこだわって
否定すると興奮して火のように怒り出す始末。顔が青くなりました。
正月だから病院も薬局も当然お休みだからです

ずっとのぼせ対策で、当方で購入して飲ませていた加味逍遥散も桂枝加竜骨牡蠣湯
を飲ませても、
午後から耳がしもやけのように真っ赤になり首から上が塗り絵で塗ったように
赤くなるようになってしまう症状がひどくなり、
これらを飲ませてもせん妄状態が止まりません。

その時本当にたまたまなんですが、うちにあった当帰四逆加呉茱萸生姜湯を
飲ませたところ、せん妄が止まって別人のように落ち着いたのです。

去年のとても暑い夏でも、異常に寒がった父に(今思えば血虚だったが、その時は
知らなかった)漢方薬についてまだ訳が分からなかった(今もですが)
私は当帰四逆加呉茱萸生姜湯のエキス錠を購入し、飲ませたのですが
その時は飲んでも寒い、と言い続けていたので、なくなるまできちんと
飲ませていません。

だから、こういう風にせん妄が一時的にでも止まって
パーキンソンの手の震え(うちの父は利き手の右手のみ)も落ち着き
家族の誰かが食事を介助しなくてはいけない自分の手で食事が食べられる
ようになる、ということに驚きを隠せませんでした

これは想像の域を出ないのですが、気の流れが失禁ではなく頭の思考の方に
流れ、父は病気によって気が汚れることによって
思考がおかしくなったり、手の震えが引き起こされていたとしたら
当帰四逆加呉茱萸生姜湯がそれを消毒する作用があるようなのですが、
いくらホームページや漢方の辞典で見ても
気に対する記載が見当たりません

父に舌を見せてもらったところ、白みがかったピンク色で
特に苔はありません。脈もゆっくりですが、さざなみのように脈打ってました
加味逍遥散、 桂枝加竜骨牡蛎湯から当帰四逆加呉茱萸生姜湯に切り替えた方が
良いのかな、と思案にくれています。

このような事情で先生に当帰四逆加呉茱萸生姜湯のことを参考までで結構です
ので、お聞きしたくてご連絡しました。
・特に腹痛とかしもやけの症状がある訳ではないが、飲ませていいものか?
・当帰四逆加呉茱萸生姜湯は気の薬ではないのでしょうか?
・当帰四逆加呉茱萸生姜湯は全身の血の通りが良くなるそうですが、
同じく血の通りを良くする当帰芍薬散との一番の違いは何なのでしょうか?
自分には生理痛で使う薬が当帰芍薬散としもやけに使う薬が当帰四逆加呉茱萸生
姜湯くらいの違いしか分かりません・・
(確かにうちの父は主治医からいたるところで血がつまっているという診断を
頂き、当帰芍薬散を処方してもらいました)
・どこかのHPに、当帰四逆加呉茱萸生姜湯には麻黄が入ってないから?
老人に飲ませるには適しているという記載を見ました
恥ずかしながらどの点が老人に向いているのか全く分かりません。。。


本当にいつもいつも迷惑かけて申し訳ないですが、
何卒m(_ _)mよろしくお願いします


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