投稿者 深谷薬局養心堂(あんずむら)
回答先:
日本式の漢方と、中国式(中医学)とは少し見方が違います。
中医学の考えでは、葛根湯加川きゅう辛夷は、「風寒の邪気が表に入り込んで肺気を閉塞して鼻づまりがおこっている状態」を改善します。
病気の原因になる邪気にはいろいろなものがあります。
その中で外からはいってくる邪気を外邪といって、風寒も外邪の一つです。
風寒は、寒気をともない、症状に変化が激しいもので、肩凝り、頭痛などがおこりやすいものです。
肩凝りや頭痛も色々な原因でおこります。
急激におこった肩凝りや頭痛は風寒の可能性もありますが、慢性的なものですと、風寒の可能性はほとんどありません。
慢性的な肩凝り、頭痛、目のおくの痛みは、気の流れが悪い、血の流れが悪い、水の流れが悪いなどの事が多くあります。
また、臓腑の働きが悪い場合や陰陽のバランスが悪い場合もあります。
これらの状態を判断して漢方を選んでいく必要があります。
これを弁証論治といいます。
ですので、申し訳ないのですが、書き込みの内容だけで判断は出来ません。
一度、中医学に詳しいお店で相談されてみたらいかがでしょうか?