深谷薬局 養心堂

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Re: 胃腸痛とのぼせ



投稿者 深谷薬局養心堂(あんずむら)
回答先: 胃腸痛とのぼせ 投稿者 美夏
冷えのぼせがある場合は、中焦(胃腸や横隔膜)や下焦(肝や腎)に、何か汚れのようなものが溜まり、それが気血水の流れを妨げている事がよくあります。
そうすると、心臓からの血流が下肢に運ばれなく、上に上逆します。

この場合の治療は、何が何処にたまっているかによって、使うものが違ってきます。
呉茱萸湯は、肝と胃が冷え、濁飲がたまっている時に使います。
口渇はあまりなく、冷たいものが飲めない状態です。
唾液がこみあげてくる事もあります。

五積散は、気血水の欝滞をとり、体を暖める作用があります。
香蘇散は、主に気の流れを改善します。やや温める力があります。
人参湯は、胃腸を温め、働きをよくし、また気を補う作用があります。

人参湯と、半夏厚朴湯、平胃散などは、必要に応じて併用する事が出来ます。
ただ、体質に応じて使う事が大切です。
できれば漢方に詳しい人に相談する事がお勧めですが、自分で試してみる場合は、まず短期間飲んでみて、調子が良いなら続けてみる事です。




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